気づくだけで、あたたかくなる

西島秀俊がらみで、借りました/笑。
ナレーションで出ているのですね。
映像は、まるで舞台を観ているかのようです。
 
ものすごく、寂しさがしみる映画なのですが、
これを観て、改めて、自分の中にとても大きな寂しさが存在していることに気がついた。
でもね、なんだか、気づいてよかったなと。
自分が、寂しいな、って感じていることは、罪でも弱点でもないんだなと。
人間らしいものなんだなぁ、と思いました。
 
そう、聞いてみると、みんな寂しいって感じているみたい。
まあ、その寂しさに殺されそうになっているかとか、
うまく付き合っているかというのはもちろんあるけれど。
 
心理カウンセリングを受けているときに、
寂しさの話になったことがあって、
「寂しさは、なくならなくて、どう付き合っていくかって方向になっていくみたいよ」
とそのカウンセラーの先生はおっしゃっていました。
まあ、そうかもしれないなぁ、と今は思う。
 
もう一回観てから、返します。
原作も読んでみようと思う。
 
寂しさなんて感じたことがない、という人にこそ、是非観てほしいです。