人間の重み

先日、大学からバスで帰るときに、
隣の席に研究室の後輩が座りました。
で、彼はほぼ座ったとたんに爆睡し(私と話すのがウザかったのかもしれないが/笑)
降りるまでの約40分間、私の肩に物凄い寄りかかっておりました。
 
これがねー、もう、肩に痣が出来るんじゃないかって思うほど重くて
というか、重いを超えて痛くて。
でもまあ、可哀想なんで寝かせておいたのですが。
人間て、こんなに重いものなのだなぁ、と、しみじみ思いました。
割とその彼は細身ではあったのだけれど、それにしてもこんなに重いのかよ!って。
上半身だけなのにねぇ。
 
でもまあ、そのとき、そのおかげで色々考えた。
これだけの重い体を、毎日どうにか維持して生きているというのは凄いことなのではないかなぁと。
この重い体は、鉄の塊みたいに一度作ったら終わりってわけではなくて、
毎日毎日新陳代謝が起こっており、
毎日毎日欠かさず飲み物や食べ物を補給し、
しかもそれだけでは駄目で自分で心の健康を維持したり、体のメンテナンスもして、
毎日毎日生きているのだなぁ、と。
こうして、隣の人に寄りかかって爆睡している時だって、
呼吸も、心臓も、脳みそも、その他臓器も絶え間なく動き、血はめぐっているわけで。
 
こうして生きているというのは、凄いことなんじゃないかなぁ、
偉いよ、生きている人は
と、思いました。
 
それに、人間は体以上に心のことが生きて行く大きな糧なわけで、
それをまた、偶然に来た事象には対応し、
自分に必要な糧を探しては取り込み、
なんと勤労なことよ、
と思うと、
なんか、みんながんばってるんだなぁと、
生きているということが何となく愛しげに思えたりもしたものでした。
 
いやー、それにしても、
人間、眠っていると特に重いね/笑。
降りてからチェックしたら、どうにか痣にはなってなかったけどもさ。