終わらないゲーム

ほぼ日刊イトイ新聞-オバマ大統領の就任演説を観ながら 冷泉彰彦さんに、なにかと訊く。
2008/1/30まで公開

 
ここで話す、糸井重里の視点がとてもいい。
一緒に話している冷泉彰彦も素晴らしい。
所有って何なのか、実は所有しているということと所有していないということに違いはない、という話や
「どんどんオバマさんを好きになってきちゃって、いいんだろうか」と言っているところ。
色々考える。
 
弱者に徹底的に寄り添う、という覚悟を、糸井重里吉本隆明の薫陶を受けることによって
進んで身につけていったのではないかと思う。
ごく少数の支配者層ではなく、多数の弱者の視線を常に持ち続ける。
人間は弱いので、支配者ですよ、といわれると弱者であったこと、弱者が多数であることを忘れてしまう。
私はその多数がどうしようもなく持つ弱さの中に本当の人の力というのがある気がしている。
 
オバマさんは、延々と終わらない将棋を指し続けることを好むタイプでは」
みたいな内容の話をしていて、ゲームの仕方で人間の思いって見えるよな、と感じた。
ちなみに私は、ゲームが混沌とし始めると元気になってくるタイプです。
誰が何考えているか分からない、ゲームでだれが勝つか負けるか全然わからない、
そういう宙ぶらりんな状況で探りながらゲームが進んでいるときが、一番楽しいと感じる。