気休めだ

何の声を聞いているのか分からないが、
時々アドバイスがある。
内側からか?
フェルトセンスなのかもしれない。
 
昨日、電話をかけていたら2コールぐらいで面倒になって切ろうとすると
「大丈夫、出るからもうちょっと待って」
と、何かが言う。
なんだよ、と思ってしばらく待ったが
結局、電話は留守番電話になってしまったので切った。
 
ちょっと不機嫌になり、何なんだよ、と思っていると
「気休めだよ」
と同じ声が言う。
気休めかよ。
 
と思った時に、ふと思い立った。
そうか、気を休めているというのは、それだけ大切なのだ。
自分の中を静かにしておくことが大切だと、何度学んできたことか!
こうしてまた、何度も繰り返し身につけていくのだろう。
 
不思議なものだが、
自分の具合が悪い時に未来に関する占いなどをしてもらうと、
大体、自分の望んだ未来のままに、提示される。
そして、外れる。
ほとんどがそう。ていうか、全部そう。
特に、「私ひとりのため」に占ってもらったときが、そうなる。
あんまり外れるので、たぶん、これは占者のせいではない気がしてきている/笑。
 
それを思い出して、
「あれか!いいことを言われて、私が安心して取り組んでいる、というのが一番大事だったのか」
という考えに至った。
「これから恐ろしいことが起きますよ」
などと言って、私が戦々恐々とするよりも、嘘でも気が休まった方がいいのだ。
第一、自分がいっぱいいっぱいでそういうところに駆け込んでいるのに、さらに追い込んでどうする。
気が休まりたくて駆け込んでいるのだから、気が休まればいいのだ。
 
自分を、静寂の中に置いているのが一番大切だ。
なによりも。
 
頭の中で色々悩むのは、実は自分を助けない。
まあ、考えるのと悩むのは違うけど、静観している自分を常に確保すること、
起きていて、何も考えない時間を意識的に一日の中に作ることの大切さを思う。
 
しかし、ちょっと良いこと言った後に言うなよ、
気休めだって/笑。
まあ、おもしろいからいいけど。