変化(へんげ)

フォーカシング。
最近、いろんな事が雑然としてよくわからないので、
体のほうで何が言いたいのか聞いてみた。
 
私は、白い服を着て歩いている。
白い布をかぶって、白いサリーのような格好。
私の左手を、白い手が引いている。レキエルか?と思うが、よくわからない。
目の前に、男性が立っている。
軽い笑顔である。
私は階段を下りているようで、その男性と向き合ったまま進んで行くと、
足もとから水に浸かっていった。
徐々に水の中に進んでゆく。
男性は水の上に立っているのか、浮いているのか、そのままで、
私は彼とぶつかる直前に頭頂部まで水の中に入った。
左手は、まだ引かれている。
完全に水の中に入ると、私の両方の肩甲骨が持ち上がるようになって羽根になり、
両腕も羽となり、水の中で大きく羽ばたいた。
鳥のようになって、2、3回羽ばたくと水から飛び出した。
身震いをすると、両腕が馬の蹄になった。
羽はそのままついており、蹄を空中に向かってかくと、私は白い天馬になった。
その天馬の姿のまま、ほぼ垂直に空に向かって駆け出した。
もっと空へ!この世界の外へ!という思いが強くなると、白い東洋竜の姿になった。
私は空へ向かっていき、周辺は宇宙に変わり、星が瞬いている。
私が飛ぶ傍を、他の東洋竜が追いついてきた。
左を飛ぶ、鬣が青緑の白っぽい竜は知っているような気がする。
ああ、一人ではない、と感じる。
そして、ああ、この世界からは出られないのか!と、苛立ちのようなものを感じた時、
ぼすッ、という音がして、何かを突き抜けた。
突き抜けた後は、白い紙のようで、そこに破れた穴があいている。
私は鉛のような銀色のペンダントヘッドのような金属のちいさな(2cmくらい)竜になっていた。
その突き抜けた先には、先ほどの男性がいた。
私は、弾丸のようにその人の体に入った。肋骨あたりからだろうか。
体の中を、上から見て右回りのらせんを描いて下って行き、背中を突き破って出た。
すると、今度は体が聖母マリア像のような両手を広げた女性の形をした、金属の塊になっていた。
大きさはやはり2cmぐらいで、ペンダント用なのか、紐通し用らしき穴が付いていた。
私が突き破った体の穴から、血があふれ出て、私(金属の塊)に注がれた。
全体が見えなくなるほど血がかけられると、そこから手の指が現れた。
腕が出て、体が現れた。
私だ。
その血だまりから、血の汚れは全く付いていない状態で現れ、
何もなかったように起き上がると、歩きだした。
その歩く姿に現実の自分のイメージが重なり、フォーカシングから覚めた。