呆然とはこのことだ

昨日、「何でムカつくのか」という記事を書く前、
何で相手にムカついたり失望したりするのかに気づき、
心の底から呆然とした。
いや、なんか、足のつかない海にいきなり放り込まれて
私、泳げないんですけど・・・
みたいな。
ある人の行動が、「生ぬるい」と腹を立てていたのだが、
生ぬるいのは私の方だ、ということにも気付いた。
行動と信念が、まだ一緒になっていないのだ。
 
そのとき、
「どうしよう、どうしよう」
と思った。
何がどうしようなのかよくわからないが、
いきなり足元の地面がなくなったような感覚で、
呆然としましたよ。
 
まあ、でもこんなに足元が覚束ない感じになるということは、
この、「他者の欠点を突くことで自分に足りない部分を見ないようにする」
という癖が、私の人格の根幹の一つであり、
いらない障壁のひとつだったのだろうなぁ。
今はそんな癖はもう願い下げだが、
今まではこれを持つことで、自分を何かから守ってきたのだろう。
うむうむ。
これからは、もう守らなくてよいのだ。
 
いきなり、その癖が霧散するかどうかはわからないけど(そうあろうとは思う)
兎に角、気付いたのだから、これは一つの終わりを示しているのだと思う。
わからな先生、きっかけをくれてありがとう。
 

  • 手放した 不安を櫂に 漕ぎだせば どこへもゆける 無限の大海