治せないし、治さない

今日、カウンセリングを受けてきました。
毎週の恒例行事です。
最近、やっとありがたさが分かってきた。
ありがたや、ありがたや・・・。
何で私、独りで生きてきたと思っていたんだろうなぁ。
もっと意識の中に他人を持ち込みたいなー、と思い始めた私です。
 
そりゃいいとして、
今日、待合室で置いてあった本にカウンセラーのエッセイみたいなのがあった。
何十人かのカウンセラーが、見開き2ページずつ書いているというもの。
ペレッと開いたら、
「治せないし、治さない」
という題の文章が。
題名だけだとインパクトの大きさと、なんとなく無責任さを感じた。
だけど、読んでみると良い文で!
詳しいことは忘れたけど(^^;)
「答えはクライアント自身の中にある」
という、いつかのカウンセラーの先生の言葉を思い出した。
前に書いた優越やコントロールの話もそうだけど、
本当に相手を信頼していれば、自分にできることなんてたいしてないのだ、
と思わずにはいられない。
相手が拾えるように、いろいろなものを並べることはできるけれど、
それをふんずけて転んでしまうかもしれない。
何より、本当に必要なものやプロセスは、その人の中にこそテンプレートが存在し、
自分にとってできることはただ、寄り添うことなのだなと思う。
ただ静かに、相手を信頼して寄り添い続けるというのは、
実は勇気と体力を非常に要することなのだ、ということも分かってきた。
でも、ただいればいい。
ただ信じて、相手の前にちょっと露店でも出してみる、
というのが愛情の形じゃないかなぁ、と思った。
「治さないし、治せない」
って、いい言葉だ、と思う。
「変えないし、変えられない」
必要なことは、その人の中で起こることで、全部、手助けをするだけなのねー。
だから、良いカウンセラーは影だとかいうのだろうな。
でも、忍耐強く、見返りを求めずただ寄り添ってもらうことがどんなに励みになるか、
私は身をもって体験してきているな。
うーん、恵まれている・・・。
 
関係ないけど、
今日はまぐろ丼食べようと思います
いや、ただ言いたかっただけですw
それでは、皆様もご自愛されて過ごして下さい。