ヒプノ人生改善策1-3

箱に頭をつっこんでインナーチャイルドに出会う


ヒプノセラピーの始まりは、ひたすらにリラックスすることから始まる。
これは、以前ヒプノセラピーのCDを聞きまくっていたことと平行して
違和感がなかった。
ただ、今の私はスピリチュアル系に対して
「信じたいという思いはある。しかし、受け入れ難い」
と言う状況だ。
それは有光さんに伝えてある。
 
すっかり体がだら〜っとしたところで
有光さんに「今言いたいことがある物、動物、植物、人、出てきてください」という誘導を受ける。
すると、ダークグレーの短毛、金色の目の猫が現れる。
その奥に、正方形の白い箱(しかし上面のフタだけ真っ黒)が現れる。
猫は私を見据えながら、右左に非常に煩く行ったり来たりする。
言いたい事はないか、というと
ニャーニャー言う。
そうかい、ニャーニャーかい・・・。
「分らないので判る言葉でお願いします」
というと、もったいぶって鼻からフンーと息を吐いたりし、
ひっくり返ってごろごろしている。
嬉しそうだ・・・(−_−
また質問すると、
「時がたつよ」
という。経つ?発つ?判らないです。
こちらが気づいたことに満足したのか、こちらを見るのをやめ
私の周りをうろうろしていた。
もう言いたい事はないようだったので、次は箱を見ることにした。
 
箱は、フタをぱたぱたしている。
見ると、中も黒。
まっくろ。
「どんな感じがしますか」
と促され、
「私自身だ。見た目さえ白ければいいと思っている。しかし、フタまで白くすることは出来ない(その力がない)」
と感じた。
箱に言いたい事はないかと聞くと、
「これからは、いろいろ押し込めなくてもいい」という。
「出来ないのも才能のうち」だと。
えええ〜〜、できないという才能だけなのっ?!/汗。
才能欲しいです!どうにかならないのか、と問う。
すると「そのうち、流していた釣り針にかってに引っ掛かるように現れる」
とのこと・・・。
でも、てことは、ちょっと先かね・・・残念〜。

さらに何かないか訊くと、
「頭を突っ込め」と言うので、そうした。
マックラですよ・・・。
有光さんに誘導され、箱の中に入る。
暗い。しかし、隅の方に子供たちが見え始めた。
それは、私が3歳ぐらいの頃で、近所の子供に自転車で足を引かれた時のものだった。
自転車に乗っていたこの子供、近所の悪餓鬼で、今思うと腹が立つ。
しかし、3歳の私は呆然としている。
痛みもあんまり感じていないようだが、口に出して物を言わないという状態である。
今の私も口に出して物を言わないところがあるので、これは獲得形質ではなく遺伝なのだな、とわかった。
有光さんに促され、3歳の私に自己紹介する。
「私は未来のあなたなんですよ」
という。
すると、ぼーっと口をあけた状態で
「そうめん食べた?」
という。
・・・そうめん?!
どうやら母がそうめんを好きなので、今も一緒に食べているのかとかそういった質問だったようだ。
食べてますけどね・・・/笑。
「元気?」
とかも言われたような気がする。
もう一度質問すると、
「スカートはいてる・・・」
という。
あまりのマイペースな返答に、有光さんに「かわいいね/笑」と言われる/汗。
さて、
この3歳の私のコメント。
私はずっと、大きくなったら男になるんだと思っていたのだ。
というより、男に生まれたかった。
いや、性的嗜好の問題ではありませんよ。
私の親は古い思想の人間で、家は男が継ぐもの、と思っている。
私は一人っ子なので、「お家断絶だ」みたいなことは昔から聞かされている。
そして、私が今やっている仕事も、他にやりたかった仕事も、男であったほうが今の社会では無駄にストレスを感じなくて良さそうだ。
というか、男社会なのである。
そこを踏んで、3歳の私は『男になっていない自分』だね・・・とコメントをよこしたのだった。
 
「不満などをどうして口で言わないの」と訊くと、「誰もいないから」という。
かまってくれる人がいなかったのだ、ということのようだ。
「自分の言葉を聞く人はいない」>「言っても無駄」>「言わない」
ということらしい。
 
有光さんに「その子はフジさんのインナーチャイルドですね。3歳の自分をかわいがってあげましょう、いっぱいかまってあげましょう」と言われ、
3歳の自分に許可を貰ってから抱っこし、なでたりほっぺにチュッチュしたりする。
「きもちわるい〜」と言って笑われるが、慣れていないためであろうとのこと。
「一緒に遊ぶ?」と訊くと、頷いて、家の周りを散歩することになった。
3歳の頃住んでいたアパートの周りを歩いていると、
「でもやっぱり男の子が良かったね」
という。
「何で男の子が良かったの」と訊くと
「そのほうが楽しいから。無駄な苦労をしなくて済んだから」
「親もそのほうが喜んでくれるから」
だそうだ。確かに、私が今いる社会は未だ男社会であり、そのために不満を感じたことは一度や二度ではない。
「選べたのに」というので、何故女の子にしたのか訊く。
すると、お腹の中に居たとき(!!/汗)、母が女の赤ちゃんを見て喜んだことがあったらしい。そのとき、「女の子でも大丈夫かな」と思ったようだ。
「自分だけの望みでいったら男の子がいいけど、女の子にしようと決めた」と。
(てか、男女が決定するのって月齢のかなり早い段階ですよね・・・。魂とやらがあるなら、かなり早い段階から『個人としての意識』があることになる/汗。)
さらに訊くと、「女の人でやる仕事もあるから」という。
どういうことかと訊くと、
「女の子として生まれて男社会で苦労して何かをやることになっている」
と言うことらしい。
「男社会で苦労することで、次の人のための道を作るんだ」という。
ここで、有光さんに
「それ、今生のテーマですよ!」と言われる。
こんな子供がそんな高尚なことを・・・というと、
3歳ぐらいまでは昔のこと(胎内のこと、生まれ変わりの間(中間世)のことなど)を覚えているので、非常に智慧に満ちている時期でもあるそうだ。
(ここで私はちょっと本当かよっ・・・(汗)と思っている。自己の霊性に疑心暗鬼になっているので・・・。)