死者に会う

今朝見た夢の中に二つほどストーリーがあったのだが、
その中の1つ。
 
家に帰ると、ベランダに友人が数人いる。
薄暗くて顔もよく見えないので、電気を点けようとすると
「いいよいいよ、そのままで」
という。
友人は4人いて、みな女性。
白い着物のようなものを着ている。
ああ、死んでしまったのだな、と思った。
恐ろしさなどはなく、会いに来てくれたのか、とただ思う。
順番に両手で握手をする。
4人いるが、一人しか誰なのかはわからない。
 
その一人は小学校の時の友人である。
裸で、その体つきを確認するように抱きしめる。
すっかりおとなの女の体だな、などと思う。
両手で体をさするようにして行き、顔に手をやると、異様に頬がこけているというか、
骸骨に川が張り付いているだけという印象である。
やはり顔が見えず、ああ、やはり死んでしまっているのだな、と思う。
すると、私の左肩甲骨あたりに彼女は強く爪を立てる。
私は「いたい、いたい」と言うが、怒りなどはわかず、悲しいのだろうな
とでも思ったのか、ラベンダーフレイムを彼女にかける。
どんどん強く爪が食い込んで、「いたい、いたい」というがやめてくれない。
しかし、突き飛ばそうなどという気は起きなかった。
 
宅急便の配達のチャイムがして、起こされた。
小学校の時のその友人には、もう何年も会っていない。
どうしているのだろうか。