私とて雌なのだ

今日、学会の懇親会があり、
その後、我が研究室の小さな打ち上げがあり、
参加した。
 
まあ、お茶するだけ、みたいな打ち上げだったのだが。
 
15人ぐらいの中で、女子一人
 
だったのだが、
途中で他の研究室の人が数人合流し
その中に女子が一人、いたのだが、
彼女が来たとたん、
皆様の心が明らかに軽く浮き上がったのが分かった。
 
帰り、皆でぞろぞろ歩いていたとき、
「あんな場所で男ばっかり、お茶してるなんてへんな光景ですよねー」
と言われて
「あんたがそう言う相手は、女じゃ」
とは言えなかった。
 
何かにちょっと、がっかりして、
がっかりした自分に気がついて、
「私とて、雌なのだ」
と、また自覚する。
 
雄の中で、雌だと認識されないことは安全ではあるけれど、
雌だと認識されないことは、
やはり、
動物としての自分が悲しむのだろう。
ていうか、がっかりするよ、そりゃ。
いいなぁ、かわいいの。
 
流行の乙女にはなりたいとは思わないけど、時々、がっかりすることがある。
でもこれって、安心や価値が外にあると思っているからかな。
まあ、何にでも終着点を見つけようとするの、
もうやめた方がいいのかもな。
そんな気がする。
 
オチを欲しがる人生、もうやめようか。