きもい

美術館で、草間弥生の展示をみた。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
こんなに気持ち悪い作品、初めて見たかも。
酷い。
 
ユトリロにも以前相当やられたが
草間弥生酷い。
酷すぎる。
内臓をひっくり返して見せられたというか。
たったひとつの作品にこんなキョーレツな感覚を受けたのは初めてだ。
気持ち悪過ぎてもうご勘弁であるが、
だからこそというか、
非常に気になる作品で
彼女の評価が高いのも分かる気がする。
しかし、ずっと見ていると狂いそうだ。
草間弥生作品は、絶対家に入れられない。
私の健康のために。
 
 
元々は、美術館の常設展を見に行っただけで
草間弥生作品があることさえ知らなかった。
近代美術の展示室に入ったところ、
高校の頃に美術教科書にあったりした
一度実物が見たかった
ダリのでかい聖母マリアを題材にした絵画や
ロスコーの瞑想的と言われる絵画を見て、
「何てラッキー!」
ときゃあきゃあしていた。
フォーカシングしてみたりして
なるほど、私のこんなところと共鳴したのねー
なんて遊んだりして。
因みに
ダリの絵は「ヒロイン病(今、勝手に命名)」
ロスコーは「悟りは独り(孤独)の中にしかなく、他者と共有出来ない病」
が、私の中にあることを教え、そこと共鳴したようだ。

 
 
が、
草間弥生で全部飛んだ。
恐るべし。
何か寒気がしたし、鳥肌が。
カタログで見たときは、むしろ
「ポップでタイクツなパターン印刷のような作品、色がキツくて自己主張がえぐいなー」
って感じだった。
 
嫌いだが、
実物は
無視出来ない。
 
怖いというのもあり
最早これは、
サインだろう!
と云うことで
勇気を持って、フォーカシング。
 
 
 
orz
 
 
抑圧していた欲望みたいなもんが
凄いあるらしい、
と判明……。
 
まあ、いっか。
 
 
ところで、
美術館、凄い空いてたのだが、
知らないおじさんが
現代美術の数々をご覧になりながら
「全然、わからん」
と笑っていた。
 
 
そうそう、あと
昔の扇風機の精密画があり
それを見たら
子供のとき、私は扇風機に話し掛けていた
ということを思い出した。
 
我ながら、何故扇風機。
そんなに寂しかったのか(爆)。