2008-06-13 短歌 短歌 銀の空 映る鉛の水面にも 生きる命に 己重ねる ご馳走に 託された君の悲しみを 映し返して 気付かぬふりして 不愉快さ 見つめてみれば語り出す もう手放せる 過去の執着 梅雨宣言 隙間に来(きた)る 快晴に 清々しくて 洗濯二回 無理をして 次の日体力落としては 休みをとって 結局おんなじ 毎日の 一時間乗る バスの中 なんにもしない 大事な時間 穏やかな御面浮かびお互いの違(たが)えし旅路栄えよと思う (6/10、返歌)