2008-06-02 雨 短歌 フェルトセンスが歌を詠めというのでひとつ 傘ひとつ 邂逅の日に 道二人 腕組めなくて 左肩濡れ 空清か 見えしは遠き雲のはて 遮る雨に 己が位置知る ひとりゆく 道に伴い 傘一つ 雨に合わせて 歩み緩める まどろみの 闇の隙間に しぶき鳴り 誰にか逢いに 雨かきわけて