夢中覚醒

何やら、白い空間。
子供のままの小学校時代の同級生達。
楽器で遊んでいると、
「今日は楽器をひとつ持って来ていないといけない」
という話に。
私は遊んでいた左側だけのシンバルを手に、
右手に持っていた鍋蓋(笑)を置いて
開いた白い扉を通ることができた。
楽器を持っていない子は、
扉が意思があるように通さない。
さらに次の部屋は、一人か二人しか一度に通れない。
少し苦手なKに行こうよ、と言われて
私は「じゃあ初めでいいや」と扉を通る。
白く塗られた鉄扉で、私が通るとバンッと勢いよく閉まった。
白いドーム状の部屋だ。
気が付くと中に知らない子供達ばかりだ。
部屋に詰め込まれて
知らない横笛(多分竹製)渡されて
「一音でも、音を出せたらよしとします」
と前にいる女性が宣言。
色々やるが、息が抜けるばかり。
焦って行く。
できないと殺されるのでは
と、いやに怖い。
ここで
「いやいや、怖いからと焦っては、できるものも駄目だろう。
ここはひとつ、ラベンダーフレイムでも」
と、目を閉じた。
「まあ、人生も夢みたいなものかもしれないし、
死ぬときは死ぬものだ」などと思いながらラベンダーフレイムを掛け始めた。
すると、意識がふっと上昇するような感じで、しっかりしてくる。
「あれ、もしや本当に夢で目を開けたら起きるのか?」
と思い、目を開けたら、起きた。
 
 
こんなことは初めてだ。
驚いた。