フォーカシングで地球になった

うおお!
なんだろうこれは。
 
最近の私は人生において、気になる人が出来ると
フォーカシングする。
そうすると、色んな答えが自分から返ってきて面白い。
たとえば、ファンのようにキャーキャー言ってしまうようにはまり、
「とうとう可愛い恋愛の到来ね?!」
と思ってフォーカシングしたら、
自分の中の相手に
「フジさんが欲しいのは、僕じゃないですよ」
と言われ、
ビーン・・・・
でも、確かにそうかも・・・みたいな/爆。
他にも、どうしても、見るだけでいらいらするあの人や、
話しをするともやもやが頭にいつも出来るあの人とかにもフォーカシング。
前は、前世退行瞑想をしていたけど、最近はフォーカシング。
 
さて、と言うわけで、
最近、非常に、気になる。気になって気になってしょうがない人物(以下、男)が現れた。
まるで、神か誰かに不意に井戸か何かに突き落とされたような感覚。
その人の言動が、私にとってひとつのマスターのような位置にあったので、
その言葉の光があまりにも強烈で、私自身で自分の人生の道を見る力を見失ったのでは?
ということなどを考えた。(道を見よ - フジログはその話。)
その人に対して、私の深いところが持っているものは何なのか、
知りたかったのだ。
 
 
私が、その人に対して持っているものについて教えて?
という形で質問をした。
私の場合のフォーカシングは、イメージ先行型だ。
 
巨大なハートのオブジェが現れた。
三分の一が、炭で出来ている。三分の二がステンレススチール。
10mはあろうか、立体のハートだ。
その、炭の部分に火がついた。
私は、男とステンレス側に、体育座りで並んで座っている。
まるで焚き火にでも当たっているかのようだ。
男は、本来の姿とは少し変わって、やせてやや筋肉質な姿になっている。
ミスチル鈴木英哉のイメージと重なっている。
確かに面立ちが似ていることもあるが、ああ、ああいうイメージをもっているのだな、と思う。
ステンレスのハートの中は空洞になっていて、中にも炭が充満しているらしい。
その炭が、オレンジ色に煌々と燃え、ステンレスが赤い姿に変わっていく。
物凄い温度なのだろう、と思っている。
私と男は、まだ同じ姿勢のまま座り、赤く燃えるステンレスを見ている。
見ていると、限界まで熱くなったステンレスが、突然はじけてこちらに飛んできた。
そのステンレスの液体は、銀色の赤ん坊の形になって、私に向かってきた。
赤ん坊たちは、表面がつるつるで、瞳などがない。
怖い!と強く思う。
ああ、生を受け入れるときは、怖いのかもしれないと、覚めた自分が思う。
いつの間にか、私も男も立ち上がっている。
恐ろしさに縋るように男を見ると、彼が、鉄鎚を振り上げる。
私は両手で、自分を守るような姿勢をする。
鉄鎚が振り下ろされ、ガラスが砕けるような破壊音と破片を飛び散らせ、私の「枠」のようなものが砕ける。
一度振り下ろされると、私の枠がひとつ、砕ける。
男は何度も鉄鎚を振り下ろす。
砕けるごとに、私はどんどん小さくなっていく。
私は、10歳以下の子供の姿になっている。
その私に、男は唇を押し付け、息を強く吹き込んだ。
すると、私は細長い風船が膨らむように、裸の女の姿になる。
その私に、男は熱い赤い水晶を差し込む。
すると、熱い赤い羽根が、背中から生えた。
鳥の羽ではなく、翼竜のそれのように、肌と同じ色の翼だ。
男は突然、太り始める。それを見て、私は男の熱い水晶を口にくわえ、強く吸い込んだ。
その水晶から、雑念のような、どろどろしたものが私に吸い込まれる。
男はまた、初めの締まった体に戻る。
私は吸い込む毎に、熱い羽の数が増えてゆき、大きな翼になり、オレンジ色を帯びてくる。
どんどん羽が生えてゆく。
男が、私の背に乗る。
すると、私はスフィンクスの姿になる。
内側に、放出したいエネルギーがある、それの開放に対する衝動を感じる。
その衝動のままに、私はビルを男を乗せたまま駆け上がる。
街の中を、吼えながら翔る。
男が、両手で私の耳を掴む。
すると、私の耳はそのまま後方へ伸び、角のようになる。
私の顔は前に伸びてゆき、空を翔けながら私の姿は蒼い竜になる。
雲の隙間を、夜空を力を吐き出すように翔ける。
眼下に海を感じる。海面ぎりぎりを飛び、海の中に落ちてゆく。
海の中を進みながら、私は亀になったり、鯨になったりする。
また、女の姿になり、泳いでいく。
やがて、海底に辿り着く。
巨大な砂場のような、海底の青い砂漠。
何の音もしない、青い闇の中だ。
自分だけが、熱いと感じる。
私は、ひらひらしたものを着ている。ファンタジーの中の人のようだ。
男と向き合っている。
私の羽であった部分はまだ熱を持っており、水温との差で揺らぎが生まれている。
私の背は、熱水鉱床のようだ。
私の熱を糧に、小エビなどの深海生物が集まってくる。
集まっては、死んでゆき、私の熱水鉱床はチムニーのようになる。
環礁のように、生物の遺骸と私で島になってゆく。私が隆起する。
水面から顔だけを出すような姿で、私の顔が島になる。
体が、徐々に海面に姿を現す。
自分が拡大してゆく感覚がある。
海面に出た腕の上に、木々が生い茂って行き、森になり、鳥が飛び始める。
湾岸に、小さな木造の家が建ち始める。
広げた腕の間が大海になる。
私の背の熱は消えない。それが、熱源になる。
私がどんどん拡大してゆく。
私は、地球になった。
全てのものに、穏やかな愛情を感じる。
私のどこかで、都市が出来始めているのを感じる。
ああ、また文明が始まるのだ、と思う。
 
南国の小さな珊瑚礁のような島へ、視点が鳥が舞い降りるようにフォーカスしてゆく。
私の上を、小さな、小さな人が歩いてくる。
あの男だ。
「僕たちの関係は終わりじゃない」
と言う。
「これ(から)が、始まりだ」
 
 
自分の広さを感じる。
なんともいえない、安定感がある。
それで、結局、何だった?
わからないということが、もう不安ではない。
少し笑えた。