ティフェレット

否応なく、仕事なので
久々にパソコンと頭を使った作業(主にマッピング)をやっていた。
まあ、何かを読んだりすることがフリーズ状態にあった私ですが
作業はまだ、どうにかなるだろうと思いまして。
で、6時間ぐらいやっていたら、
船酔いのような症状が・・・。
まあ船上なんですけどね。
このぐらいの揺れではならないはずの症状が出てきた。
頭が重−く、そして締めるように痛くなってきましてね。
変な緊張が出てきたりすると、
表には現れない微振動のような震えと緊張が
内側に立ち上ってくることを感じるのですが、それが来た。
 
これは、拒否反応かな?
と思いまして
持ち込んだスケッチブックとB4の鉛筆を取り出し、
まず、鉛筆を一身に削る!
そして甲板に出てスケッチをしました。
スケッチをしていると、雑念にすぐ気付く。
「あれ〜、絵なんて描いてるの!うまいねー」
って言って欲しくて描いているとか。
勿論それだけじゃないけど・・・。
 
カバラの生命の木の中に、物事の本質に触れる部分である「ティフェレット
というものがある。
言い換えれば、そのもの自身が持つ「美」のことで、
それはどんなものにも存在し、そのものの個性を示す部分でもあるらしい。
ものにティフェレットが存在することで、私たちは20年ぶりに会った友人が、どんなに皺が増えていても整形していようとも、どんなにやせ衰えてもぶくぶくに太っても病気であろうとも、わかるのだそうだ。
 
絵を描いているとき、ティフェレットに触れているかどうか
もしくはティフェレットを見て描いているかはすぐに分かる、と感じた。
ティフェレット接触しているときは、世界にはそのものと自分しか存在しなくなるから。
雑念のない状態になる。
他者の介入はない。
 
今の私は雑念をどれだけ削ぎ落とすかということが課題となっている。
他者の目があってこその自分ではなく、
自分の存在がどういうものかを認知してからの世界である、
ということに気付かなければならない。
 

参考図書

カバラ入門 (カバラシリーズ)

カバラ入門 (カバラシリーズ)