パロットさん

フォーカシングした結果を放置していたのだが、
出てきた相手に「ブログに書け」と言われたのは初めてだよ。
という話。
 
今の私にメッセージのある人、出てきてくださーい
と言ってみたら、
「はい!はい!」
と言って掌を肩のあたりの高さに挙げて、一人出てきた。
やけに積極的な、そのフェルトセンス(?)。
頭が、赤いオウム。
首から下が、男。
声が西島秀俊
縞のトランクス一丁。
そんな彼(?)と、正座で向き合う私。
 
あのう・・・・・・猥褻物陳列罪になりますよ?
ちょっと呆然としていると、
「パロットさん、パロットさんて呼んで」と言われる。
ああ、オウムって意味ですね。
それにしてもすごい赤いね、頭。
くりっ、くりっ、とオウムのように首を回す(オウムだが)。
なんじゃ、こりゃ・・・と思っていると、
くちばしでカカカッと頭をつつかれる。痛いから!
「くちばしは、キチン質*1でできている。チキンではない」という。
わけわかんねーし。
声いいな(西島秀俊ですから)。
 
歩きながらとか、移動しながらフォーカシングしていると、
頭の中ではパンツ一丁の鳥頭の男が横を歩いている状態。
どうなんだろうこれ・・・。
「滑稽さは、他者にとって攻撃力のない異質感だよ」
と言ってくる。
「異端者というのは、それ以外の者にとっては安全を脅かすものに見える。
一方、異端者であっても滑稽さを見つけることで、自己よりも低いと価値を一度設定してしまえば、
もうこういった異端者は、自己の防衛のために攻撃する必要のある他者ではなくなるのだよ」
ほー。攻撃されないために滑稽でいる、という選択があるわけですな。
「というか、滑稽でない他者や自己は実は存在していなくて、そこを認めれば
誰にとっても、自己にとってさえ、恐れる物はいないことに気づくわけだ」
そのための、パロットさんの鳥頭とパンツなのか・・・?
「パンツじゃなくてトランクス」
はい、すいません。
パロットさん、くちばしで自分の肩を掻いている。
でも、手が付いてるんだったらそんなくちばし要らないんじゃ。
「そう、滑稽でしょ?」
 
しかし、なんで声が西島秀俊なんですか。
「え、それはビョーキでしょ?」
と言われ、カエルや野獣が王子になるお話のイメージが浮かぶ。
「隠されているものの中に、何かいいものがあるはずだって思ってるんじゃない」
と言っている。ああ、時々パロットさんの頭と西島秀俊の顔がダブるんですけど/笑。
ていうか人間の頭だと、ほんとにただのパンツ一丁だよ!
あー、そうかー。
いつか良いものにどうにかしてもらおうっていう、お姫様病みたいなやつ?
その裏にある、何もしないで誰かに助けてもらいたいっていう願望か・・・。
「そうそう、人生の楽しみは、自分でやって、自分の結果を自分で見ることだよ」
というパロットさん。
このあたりで、今度は凄い高そうなスーツ姿にもなる。
ていうか、その頭で全部滑稽に見えます。
ヒッチコックの映画観た後だったら、滑稽じゃなくて恐怖かもね」という。
価値観も結局、タイミングと環境の中から、自分で設定しているってことですかな。
自分で書き換えられるんだから、書き換えろってことかなー。
周りに押し流されてもいいことないけどね。
「そおねぇ」
と言い、自分のくちばしを指でなでていると、おもむろに、
パロットさんは自分の顎(?)のあたりに両手をあてて、首を上に引っ張って
頭が外れて、
西島秀俊の顔が出てきた。
「じゃあね」
と言って、帰って行った。
やっぱり、鳥じゃないんじゃん・・・。
てか、お帰りのときが、パンツ一丁じゃなくて、よかった。
 
えーと、
滑稽になれって?(違
ま、自分でいることを大事にってことかなぁ。
あっ、ipodで音楽聴いてたらちょうど「言葉にできない」が回ってきた!/笑。
 
ちなみに、パロットさんを呼ぶと、また鳥頭で出てくる。
人間の頭はどうしたんですか?というと
「あれはマジックだから、それに、気のせい気のせい」とか言ってくる。
「それより早くブログに書けよ」と言われました。
マジック!/笑。
首のあたりの羽を、「イタッ」と言いながらぶちっと抜いて、一枚くれた。
「僕の卒業は、もうちょっと先ね」
だそうです。
パロットさん、何者・・・。
こんなモノが私の一部だなんて/笑。
 

*1:本当はケラチン(タンパク質)らしいです。キチン質甲殻類の殻とかの成分。